土耕栽培をえらんだわけ | ファンファームなとり

2019/01/08 18:55



娘は来年から小学生のため、色々考えてネット上では顔出しNGにしております😂

ぽっちゃりしてるようで、好きで習っているスケートのおかげか体幹の筋肉がかなりしっかりしている娘です。


さて、土耕栽培について。

宮城県のイチゴの産地は軒並み沿岸部です。

よって、2011年の東日本大震災では多大なる被害を受けた農家さんがたくさんいらっしゃいました。

そして、イチゴ栽培を再建しようにも、津波を被った畑地では、塩害に弱いイチゴを震災前と同じように土耕栽培、つまり地面、畑に直接植えて栽培することは難しくなってしまったのです。

それにより、震災後整備されたイチゴ団地などは、高設養液栽培、つまり、鉄パイプで棚を作り、その上にプランターを置いて養液で栽培することによって、塩害の影響を受けずに栽培するようになったのです。


被災した農家さんがやりたくてもできなくなった土耕栽培。

新たにイチゴづくりを始める私は、是非土耕栽培にチャレンジしてみたいと思いました。


私の知っている被災された亘理のイチゴ農家さんは、イチゴ団地の養液栽培で再建しましたが、それと並行して、土耕栽培も別の土地でやっています。

なぜ養液栽培だけにしないかというと、「土耕栽培が好きだから」とおっしゃっていました。

この、「好きだから」には色々な意味があります。

元々やっていた土耕栽培が好き。

土に触れて栽培するのが好き。

土耕栽培のイチゴの濃い香り、味が好き。


もちろん養液栽培のイチゴも美味しいですし、棚になっているため、腰を曲げずに作業できる、面積当たりの収穫量が多く取れるように植えられる、養液を流すことにより生育ステージにあった栄養を与えることができるというメリットがあります。

土耕栽培は地面にイチゴを植えるため、高畝にするとはいえ、基本的に腰を曲げて作業をするので、体は大変ですが、イチゴの根が張れる土が養液栽培に比べてより多いため、濃い味のイチゴがとれるといわれています。


私も土耕栽培が好きです。

腰を曲げてでも、逆に今はまだ若いからできると思っています。

大変でも、濃い味のイチゴを作ってみたい。

そう思って土耕栽培を選びました。


前にイチゴの苗を植えていた時に、昔土耕栽培でイチゴを作っていて、今は震災で自分の畑がだめになってしまったため、雇用されて養液栽培のイチゴを作っている山元町の農家さんが手伝いに来てくれました。

その時に「懐かしい仕事、させてくれてありがとう!土耕のイチゴは美味しいから、楽しみにしてるよ!」と声をかけてくれました。

植えること自体は震災後も養液栽培でやっているけど、土耕栽培は久しぶりだーと喜んでくれました。

感謝するのは、手伝ってもらっているこちらの方なのですが(笑)

そんな、土耕栽培をやめざるをえなかった方々の意思をついで、というと大げさですが、私が復活させる、という責任を持ってやっていきたいなと思いました。


次は再び品種の話をしたいなーと思います!