イチゴの品種「さちのか」を選んだわけ | ファンファームなとり

2019/01/06 11:01



私が作っているイチゴは「さちのか」という品種です。


宮城県では「もういっこ」や「とちおとめ」が主力品種となっていますが、私は県内では珍しく、さちのかを栽培しています。

このさちのかを初めて食べたのは、私の主人がさちのかを栽培していたからです。

私の主人は、今も務めている農業法人でさちのかを栽培していました。

私はそのイチゴが、身内補正がかかっていないとしても、「今まで食べたイチゴの中で1番美味しい!!」と感銘を受けました。

主人の会社では、米・麦・大豆などを大規模に栽培しており、冬場が手が空くのでその時の仕事作りのためにイチゴを栽培しています。

ただ、メインはその大規模農業の方で、イチゴの規模はそんなに大きくないですし、イチゴは宮城県では5、6月位まで収穫できる作物ですが、水稲の育苗がイチゴのハウスに入るため、3月には収穫を辞めてトラクターで耕運してしまうのです。


「なんて勿体ない!!そして、こんな美味しいイチゴをみんなが知らないなんて勿体ない!!!私が作って、もっとたくさんの人に食べてもらいたい!!!!」

そう思ったのがさちのかを作るキッカケになりました。


その後、私は山元町でイチゴの栽培を学びました。

その間にも、勉強をかねて、たくさんの種類のイチゴを食べました。

桐箱に入って〇〇〇〇円のもの、1粒〇〇〇〇円のもの…

人によって感じ方は違うと思いますし、パッケージなどブランディングは素晴らしかったですが、私にとってはどれもさちのかには届かない味でした。


また、仕事をしているときに、亘理町で昔さちのかを作っていた農家さんとお話したときに、「さちのかは美味しいから、今でも卸屋さんから作ってくれないかと言われるけれども、他の品種に比べて、脇芽が出たり摘果する必要があったりで、とても手がかかるから作れない」と言っていました。


私は、この美味しさ、そして作る大変さを知った時に、尚更このさちのかの栽培にチャレンジしたいと思いました。


私は農協で6年間営農指導員をしており、特に産直野菜の担当だったため、多くの作物の栽培方法を知っています。

イチゴはその作物の中でも病害虫に弱く、作るのが難しいことは知っていました。


でも、だからこそチャレンジしたい。

誰にも真似のできない、私にしかできない美味しいイチゴを作りたい。


私には子どもが二人います。

子ども達に食べてもらうことを考えれば、頑張って必ず美味しいイチゴを作りたいと必死になれる。

それをパワーにして美味しいイチゴをつくり、我が子だけでなくたくさんの人に食べてもらい、幸せになってほしいと思いながら、栽培しています。


ビジネスとして考えた時に、ある程度の味のものを、大量生産して経費を抑えて作ったらいいという考え方もあると思います。

私は買ってくれる方々が喜んでくれて幸せになって、それが結果的にお金になり、続けていくことができる農業ができれば、それが私なりのビジネスと考えてやっていきたいと思っています。

だから大量生産はこれからもできないと思いますが、私が手をかけられる範囲で、美味しいと納得できるイチゴを作っていきたいと思います。


次のブログでは土耕栽培について語ります😊🍓